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Limit battle/第78話

第78話~邪魔~


最初にバトルをする事になったのは真と真宏。

真に真宏がバトルのやり方を説明した。

真宏「いい?バトルは先行後追いでやるよ。先行が引き離したら先行の勝ち。後追いが接近した状態でゴールか、抜いたら

後追いの勝ち。その後に順番を入れ替えて今度は修君と良人君がバトル。それでどうかな?」

真「って事は・・あれですか?チーム戦って事ですね。いいですよ。俺は。」

修「俺も問題ないです。」

良人「んじゃ、俺がスターターやっから車並べろ。」

240ZGとハチロクがスタート地点に並べられた。

良人「・・、待て。1台登ってくる・・アレ・・2台・・3台か・・?」

彼は数台のマシンが上がってくる音を察知し、バトル開始を待たせた。

彼等の前には青のインプレッサGDB-F、青のNSX-R・・そして、最後のマシンは意外な1台だった。


良人「な・・プジョー・・プジョーの205!?」

3台目は白のプジョー205T16だった。

真「おいおい・・205っていったら・・ミッドシップの四駆だろ・・」

修「それより・・あのNSX・・六条さんじゃね?」

真「誰よ?」

修「ほら・・GTドライバーの・・」

真「ッ!?、マジかよ!?」

その3台の車は頂上のPAへ停めてインプレッサから一人の男が降りて来た。

修「あの人・・何を聞いてるんだ?」

インプレッサから出て来た男はその付近に居た人達に何かを聞いていた。

徐々に近づくその男・・ついに、修にも話をかけて来た。

???「すまん、この辺で速いチームがあるって聞いたのだけど・・アンタ達知ってるか?」

修「え・・・この辺のチーム・・知ってる中で7チームくらい・・その中で速いなら・・多分、DESTINYでしょうかね。」

???「DESTINY・・なるほど。分かった。俺は沖野宮 大和。チームのリーダーをしている。Dynamicと言うチームだ。

あそこに居る2台は同じチームの仲間だ。」

彼が指を指した所には六条が居た。

六条「んだよ、大和ッ!人を指差すんじゃねェ!」

彼は遠くで指されてるのを見て大きな声で言った。山々にこだまするほど。

大和「・・で、あの大声出した奴は六条 雄輝。で、あの205の奴が・・あれ・・何処行った?」

彼はそのドライバーを探す様に周りを見回す。

???「ここだよー」

その声の場所は大和のまん前だった。

大和「あ・・悪い悪い。コイツは牧原 栞。」

彼が紹介したのはかなり背の低い女性。見た感じ150cmくらいかそれより少し下。

修「あ・・よ、宜しく・・」

栞「僕は栞だぞ!年齢19!えーっと・・一応ラリードライバー!」

修「!?」

真「ラリースト!?」

良人(どう見ても中学生にしか見えねぇけど・・)

真宏(な・・なんか・・可愛いな・・)

大和「・・で、今からバトルする所だったか?邪魔して悪いな。最後に聞きたい。DESTINYは何時頃来る?」

修「どうでしょうかね・・電話をかければリーダーとなら連絡付くかと・・」

大和「そうか、悪いが電話かけてもらえるか?」

修「ええ。」

彼は言われた通り栄治に電話をかけた。すると、すぐに電話に出た。

栄治『もしもーし。修じゃん。久しいじゃん!』

修「ええ。何か、今日栄治さんに会いたいって人が今阿神の頂上に居るんですけど・・」

栄治『へぇ、じゃあ10分待ってて貰って今から行くから。』

ッと言うと栄治は電話を切った。



10分後、栄治の派手なGC8がPAに入って来た。

栄治「おまたせー!」

彼に近づく大和。最初に振った言葉が自分の自己紹介とチームの話だった。

栄治「へぇ・・アンタ達なら知ってるよ。プロレーサーのチームって事で有名だからな。」


今、彼の口からとんでもない一言が出たのは言うまでもない。



第79話へ続く。


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